UM Fire Pit

この焚火台は「二次燃焼」と呼ばれる高効率で煙が少ない燃焼が可能となる機能を持ちます。

そして従来の二次燃焼焚火台が抱えていた、

使用者が暖まりづらい、燃えている薪が見えない、薪の消費が早い、

という課題を8枚の取り外し可能なパネル構造で解決しています。

手前のパネルを外すことで、燃える薪の様子を楽しみつつ、

残したパネルのリフレクター効果によって十分に暖かさを感じることができます。

そんな機能に基づいてデザインされた、これまでにない焚火台です。

鉄やステンレスの特性を活かした色合いの表面処理

外装部の表面は鉄を一定の温度と時間で熱することによって生じる黒皮被膜で、塗装やメッキでは見られない金属本来の自然な黒色をしています。

黒皮被膜は錆の進行を抑える役目を果たしますが、使用後そのまま放置しますと錆が発生します。使用後は必ず水分をふき取った後に油を塗布してください。定期的に手入れをすることによってより長い期間錆の発生を抑えることが可能です。

焚火とお手入れを繰り返し行うことにより、鉄ならではの独特な風合いに深みが生まれ、唯一無二の焚火台に育っていきます。

実際に炎の当たる内側と灰受け皿は耐食性のあるステンレスを使用しており、耐久性を向上させています。また鉄同様に熱することによって、美しいブロンズ色の被膜を形成しています。

二次燃焼

二次燃焼とは、最初の燃焼(一次燃焼)で燃え切ることができずに発生した未燃焼ガスに高温の空気を供給することで再度燃焼させることです。これによって未燃焼ガス(煙)の発生を抑えつつ高火力を生み出すことができ、さらに見た目にも美しい炎が生じます。

この焚き火台の外周は8枚の取り外し可能なパネルで構成されており、個々のパネルは、外側にスチール板を四角い凸形状にプレスで絞り加工したもの、内側は上下に穴をあけたステンレス板、これを重ね合わせて一体化させた二重構造になっています。

パネルの内部空間で焚き火の熱によって上昇気流が発生することにより、下部の穴から新鮮な空気が吸い込まれ、上部の穴から高温に温められた空気が排出されて、そこで二次燃焼が生じます。その様子は、まるで上部の穴近辺から炎が出ているように見えます。

取り外し可能なパネル構造

二次燃焼は周辺温度が600度以上という高温にならないと発生しないため、既存の二次燃焼方式の焚き火台は投入した薪をパネルで囲んで熱を逃がさないような円筒または角筒の形状をしていました。

しかしそれでは発生した熱が上方にしか拡散しないために、焚き火台の前に座った状態だと、十分に暖をとることができず、燃焼する薪を見ることもできません。また薪の消費が早い、などの問題もありました。

この焚き火台の外周は、取り外し可能な8枚のパネルで構成されています。

調理やお湯を沸かす際など、最大火力を要するときは8枚全てのパネルを取り付けて二次燃焼を十分に発生させ、それ以外の時には適宜パネルを外すことで燃焼を自在にコントロールすることができます。

使用者側のパネルを1~2枚取り外せば、薪への着火も容易になり、適度に二次燃焼を起こしながら燃焼する薪を眺めることが両立できます。

また残したパネルが遠赤外線を反射するリフレクターの役割を果たし、前面で十分に暖かさを感じられるという利点も併せ持っています。

パネルを全て外しても通常の焚き火台として使え、また収納時のサイズを最小限に抑えられることもこの焚き火台の特徴です。

製品重量は約5.5kgありますが、耐久性を持たせた板厚や、長い薪を立てて入れた場合の転倒性への配慮などによるものです。

付属する専用のバッグを使用すれば、焚き火台に付着した灰を落とすことなく収納でき、持ち運びも容易です。

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